アブダビIPIC，ノバ·ケミカル買収

摘要

世界的景気後退の底がいまだ見通せないなか，強まる信用収縮下で企業の資金難はなお続いており，2007年まで化学業界で猛威を振るった大型M＆Aの波も2008年は大きく退潮した。Young＆Partnersの集計によると，2008年の2500万ドル以上のM＆A取引総額は400億ドルで，前年比27％減であったが，これには2008年初めに合併がずれ込hだAkzo Nobelによる165億ドルのICI買収や，これと関連するHenkelによるNational Starchの54億ドルの買収が含まれており，実質的には相当な減少である。