編集後記

摘要

新年おめでとうどざいます。この年末年始は前回と同様にカレンダーがよく，景気が上向いて気持ちも少し華やぐ中で，9連休を存分に楽しまれた方も多いかと思います。いい状続がこのままずっと続いて，来年はもっと明るい年を迎えたいものです。本号は『化学経済』の創刊60周年記念号です。60年前は日本の高度経済成長が始まる少し前で，戦後の混乱期をいよいよ抜け出て，明日は今日より豊かになれるという希望を抱き，日本全体が浮場していく時代へ差し掛かるころに『化学経済』は生れました。1950年代は日本の石油化学の勃興期であり，当時の『化学経済』に目を通す中で感じるのは，勢いのある時代の息吹と先人たちの情熱や底力です。