昭シ迅IBMとCZTS太陽電池開発

摘要

昭和シェル石油の子会社であるソーラーフロンティアは10月19日、IBMコーポレーションとCZTS（CZTS：Copper，Zinc，Tin，Sulfur，Selenium〔銅、亜鉛、スズ、硫黄、セレン〕）薄膜太陽電池セルの共同研究を行うことで合意した。ソーラーフロンティアは、鋼·インジウム·セレン·ガリウム·硫黄を主成分としたCIS薄膜太陽電池において世界に先駆けて技術開発を進めてきた。一方、IBMは、CZTSを用いた太陽電池セルとしては記録的な9.6％の変換効率を達成を今年2月に発表。ソーラーフロンティアでは、CIS技術の延長上にあるCZTS技術の高い互換性にも関心を寄せるに至り、IBMの画期的な研究成果に注目。