OPEC定例総会の結果について

摘要

OPECは、9月11日にウィーン（オーストリア）で開催した第142回定例総会で、現行の生産枠（イラクを除く10ヵ国合計で2,800万BD）を据え置くことで合意した。 今回の生産枠維持に関して、市場はすでに織り込み済みで、影響を与えることはほとhどないであろう。 イスラエルのレバノン攻撃や米国アラスカ油田の生産減を背景に史上最高値まで高腰した原油価格であるが、レバノン停戦発効などを受けて、現在は落ち着きを取り戻しつつある。今後暫くは、原油価格は現行の水準で維持するであろう。