出光が特殊樹脂の新素材開発新ポリカーボネートと緑色有機ELに成功

摘要

出光興産は、光学·電子向けの特殊樹脂事業で新たな開発に成功した。 開発に成功したのは、光学·電子用の世界最高レベルの耐熱性を持つポリカーボネート樹脂と、高効率·長寿命の緑色有機EL材料である。 二つの開発に成功したのは出光の電子開発室。 電子開発室は2002年4月に設立、常葉·企画は本社、開発は千葉県袖ヶ浦の電子材料開発センターで行っている。 袖ヶ浦の電子材料開発センターは、有機ELや透明電極材料などのディスプレイ関連材料のほか、感光体樹脂などの電子写真関連材料の開発に取り組む部署だ。 出光では、今回開発に成功した特殊樹脂事業分野での耐熱性を持つポリカーボネート樹脂と、世界最高レベルの高効率·長寿命緑色有機EL材料を10月20～22日にパシフィコ横浜で開催した「FPD International 2004」に展示し、業界関係者などへ紹介、デジタル分野の関連商品開発への利用を促進している。