閏年などで燃料油販売量が激減2013年2月の需給動向

摘要

2013年2月の石油需給動向は、昨年が閏年だったことからいずれの油種も販売量が前年実績を下回り、とくにガソリンと灯油の落ち込みが目立つ。原油輸入量は前年同期比89．2％の1，585万1，291klと3カ月ぶりに前年を下回った。輸入動向を地域別にみると、欧州が前年同月比168．5％、中南米が同108．1％と増加した一方、アフリカが同38．9％、大洋州が同63．3％、中東が87．6％などと減少した。国別ではロシアが同168．5％、イラクが同136．6％、インドネシアが同134．6％などとこれらの国々で増加したのに対し、減少した国々はスーダンが同19．4％、オマーンが同23．1％、ベトナムが同44．6％などであった。輸入量はサウジアラビア（前年同期比82．7％）、UAE（114．3％）、カタール（82．6％）、ロシア、クウェート（82．7％）の順で多い。