JXエネ仙台本格的な生産再開震災以前の生産体制に復旧

摘要

JX日鉱日石エネルギーの仙台製油所は、東日本大震災で被災し、約1年をかけて復旧に全力を挙げた結果、3月9日に本格的な生産再開を果たした。復旧までの経緯は、次の通りである。5月3日に暫定出荷設備（9レーン）による一部製品の陸上出荷を再開。7月28日には復旧計画を発表し、一刻も早い生産再開を目指し災害対応力の向上と新エネルギーの導入を進め、昨年9月から10月にかけて、昨冬の供給に向けた体制整備を急いだ。その後、今年に入ってから、1月14日に精製設備の装置の試運転を開始。3月19日にようやく本格的な生産が再開した。