基本問題委が原子力集中討議へ穏やかな議論、嵐の前の静けさか

摘要

総合資源エネルギー調査会基本問題委員会は1月24日の第9回会合で原子力発電の位置付けなどを集中討議した。枝野経済産業大臣は「意見や判断がなぜ分かれるのか。根っこの部分を明らかにするように掘り下げる」と同委員会に課し、「エネルギーミックスの選択肢を国民へ提示することが大事なので、そこへどうつながるのかを頭の片隅に置いて議論してほしい」と挨拶した。「1回議諭したら終わりではないのが前提」とし、反原発委員の「議論を重ねたい」という要望に応えた。