WTI17年最終取引日60ドル超え年明けICEブレントが一時70ドル突破

摘要

2017年12月26日から2018年1月12日のNYMEXWTIは、2017 年の最終取引となった29日についに60ドルを超え、中心限月の60ドル 台は2015年6月以来の高値圏に入った。年末は、英国北海のフォーティー ズ·パイプラインの稼働停止、イランの反政府デモが強材料祝された。年 明けとなる2018年1月2日の取引は、英北海のフォーティーズ·パイプ ラインの稼働停止、リビアのパイプラインの爆発による稼働停止が近く通 常稼働を再開するとの報じられたことが弱材料となって反落したものの、 イランの反政府デモが強材料祝されセ反発し、61ドル台となった後、 EIAの在庫統計で原油が減少したこと、トランプ政権のメキシコ湾海洋油 田開発推進策、リグ稼働数減少で2014年12月以来約3年1カ月ぶりの 63ドルを突破。需給の引き締まりやOPEC減産を背景に、市場の均衡化が意識され、続伸。北海ブレント原油は取引時間中一時3年ぶりの70ドルを超えた。