仕切値上げで、陸上中心に上昇 2月最終週の石油製品業転動向

摘要

2月最終週の石油製品業転動向は、一時的に原油コストが反発、石油元売各社が仕切価格を値上げしたことなどで陸上価格を中心に上昇している。 最近の原油価格は、新型コロナウィルスの感染拡大による世界経済の減速懸念で急落していたが、OPECプラスの追加減産に向けた動きが、米国の経済指標が好調だったことで一時的に反発、石油元売各社の2月27日または28日から1週間の仕切価格は、1.5円値上げを通知している。一方でその後は新型コロナウィルスの感染拡大で株価や油価は急落しており、業転市況の反発は一時的なものにとどまるとの見方が強まっている。