原油価格高騰は不確実性が高い石連、石油火力の安定稼動求める

摘要

石油連盟はこのほど、国家戦略室が進めているエネルギー環境会議·コスト等検証委員会の報告書で、LNG火力が石油火力よりもコストが低く優位性が高いと結論付けていることに対し、「石油火力のコスト高の根拠になっている原油価格の高騰は不確実性が高い」などと反論している。石連がまとめた「コスト等検証委員会報告書への意見」によると、発電コストを横並びで比較する場合、稼動率の前提をそろえるべきと指摘し、委員会が石油火力の稼動率を10％ないし50％とする一方でLNG火力·石炭火力の稼動率を80％としたことを批判しし、石油火力も他の火力発電と同じく発電効率向上のポチンシャルを適正に評価すべきとしている。