血液検査，喀痰検査，呼気ガス検査

摘要

慢性閉塞性肺疾患（chronic obstruCtive pulmonary disease；COPD）は呼吸器疾患のなかで罹患率が高く，今後さらに増加することが推定されている．しかし日本におけるCOPDの認知度は低く，罹患していても軽視して受診しなかったり，あるいは医療機関で他の病気として扱われている例が多いため，COPDの過小診断が問題となっている．よって一般診療において，COPDに対する認識を高め，正確に診断することが重要である．