乳がh検診における超音波検査の意義

摘要

欧米では1960年代からマンモグラフィによる 乳がh検診の有効性を検証するための無作為化比 較試験が複数実施され，その死亡率減少効果が証 明されてきた.とくに50歲以上の年代において は，検診の利益とされる死亡率減少効果が，検診 の不利益(偽陽性，追加の生検，偽陰性，放射線被 曝，過剰診断など）を相対的に上まわると判断さ れており，わが国を含む世界中の多くの国で標準 的な乳がh検診方法として普及している.