EBMに基づくIVUSガイド下冠イン夕ーベンション

摘要

ニューデバイス（new device）が使用可能となってから多彩な病変にさまざまなテバイスを適応するようになり．手技のバリエーションが急速に広がった．各テバイスが得意とする病変性状はある程度明確なので，造影像をもとに病変特性を評価し．それにみあったデバイスを選択する,いわゆるLesion－specific approachが有用とされる．しかし．デバイス選択の大部分は各術者の経験や？ 好に依存して行われているのが実状である．造影像のみでは治療戦略の決定に必要な情報のかならずしもすべてを得られないことが,経験則に頼る一因である．血管内超音波法（IVUS)は造影法に比べ,インターヘンション術前 中 後の病変を,より詳細に,より客観的に評価できる．それゆえ．造影にIVUSの情報を統合したうえで病変を評価して,その特性別に治療戦略を選択することによって治療成績か向上し,さらに手技の標準化もなされることか期待される．本稿では．このlVUS－guided lesion－specific approachをevidence－basedで行うために有用と考えられる情報について,病変特性別に整理して概説した．