身体活動促進のポピュレーシヨン戦略-ェビデンスとその実際

摘要

適度な身体活動は健康の維持?増進に重要であるが，日本人の歩数はいまだ低下傾向にあり，十分に対策が 進hでいるとは言いがたい.地域?国レベルで身体活動を促進するためには，ェビデンスに基づく効果的な普 及戦略が必要となる.これまでに世界で行われてきたポピユレ一ション介入研究の知見を統合すると，いくつ かのポイントが浮かび上がる.すなわち，ソーシャル'マーケティングなどの理論的枠組みに基づき，の知識 の普及にとどまらず，行動の普及につなげられるか，②1年間では短すぎる，単一事業で同時に多くの行動を普及させることは困難，社会的インパク卜をもたらす"ゆ.か.しぐ'な事業か？ （RE-AIMモデル），多 分野連携と核になる"普及の専門家"の必要性，といった観点である.これらを踏まえ，国や地方自治体など のノゆ部門での取り組みに加えて身体活動を促進するビジネスの活性ィヒも必須となるであろう.