わが国医療施設へのNST設置の現状と展望

摘要

臨床栄養管理に関する認識の高まりから．近年わが国ではnutrition suppo代team(NST)の設立があいついでいる． 2001年5月にはNST稼動施設は12であったが， 2005年12月現在， 684と急増した．しかし．わが国では病院管理者のNSTの必要性に関する認識が低く，チーム医療が未成熟のため， NST活動には絶大なエネルギーが必要である．日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)ではNSTの今後の発展のため，教育プ口グラムを充実させるとともに，地学会や各種医療関係団体を巻き込hでNS下溝動の社会的認識と支援のための第三者税関として"日本栄益療法推進協誌会"を設立した．すでに755施設よりNST認定の申請か提出されている．臨床成績向立と在院日数短縮をめざすなら，適切な栄養療法の選択は泌須である．わが国にお経る医療の質の向上と．病院経営の合理化の手段として． NSTを発展普及させることか有効な手段であり．わか国でのNSTは今後も発展すると確信している．