脳卒中ケアユニットの有用性

摘要

平成17年（2005）10月からはしまつた組織フラスミノケンアクチヘ一夕（rt－PA）静注療法の施行施設基準に．ストロークチームおよび脳卒中ケアユニソトを有することが記載され，脳卒中専門病床の需要は高まりつっぁる．わか国では平成18年度診療報酬改定において，はじめて脳卒中ケアユニツト加算か新設され,その施設要件が示された．lCU型の集中治療には脳卒中に特異的な効果はないと思われるか，多職種からなる専属の脳卒中チームを配属し．発症早期から脳卒中患者の治療を計画的に行う脳卒中患者専用の病床には明らかな転帰改善効果のあることが証明されてか,地域の需要にみあ1た24時間365日対応の脳卒中ケアユニツ卜を普及させる必要かある．脳卒中は救急疾患であり．すべての脳卒中は早期から脳卒中ケアユニで治療されるべきであり，rt-PA静注脊法の転帰を含め，その医療の質を定期的に評価する仕組みが求められる．