高齢者における抗凝固薬の適応と使い分け 老年医学の立場から

摘要

非弁膜症性心房細動の塞栓症予防には，ェビデ ンスに基づいて抗凝固薬が推奨されている.従来， ヮルファリン（ヮ一ファリン)が用いられてきたが，2011年からトロンビン阻害薬であるダビガト ラン（プラザキサ~R)が，またその後，2014年までに第Xa因子阻害薬であるリバ一ロキサバン（ィグ ザレルト~R)，アビキサバン（エリキユース~R)，ェ ドキサバン（リクシアナ~R)という新規経口抗凝固 薬(NOAC)力M吏用可能となり，塞栓症予防は新たな時代を迎えている.