インフルエンザで学校·職場を休むときの注意点は何ですか？

摘要

まず，何日間休むかが問題となってくる.外来では，インフルエンザが，新型インフルェンザ2009 (HIN1)なのか，季節型インフルエンザかは判断が難しい.新型インフルェンザ2009 (H1N1)ならば新型インフルエンザ等であり，第一種感染症とみなされるわけで，出席停止の期間基準は「治癒するまで」となる.ところが，季節性インフルエンザならば第二種感染症となり「解熱後2日を経過するまで」の基準となる.さらに，完全に感染カがなくなる時期が明確でないことから，可能であれば発症した曰の翌日から7日を経過するまで休hだほうがいいという意見も多い.このため，同一地域でも個々の現場の医師の対応(発言）が異なっていることはよくあった.筆者は現時点(2010年4月末）ではこの対応の違いが一番大きな問題点だと思つている.