小児科感染症

摘要

抗菌薬の適正使用には,新たな耐性菌をつくり選択して増やさないようにするため,不必要な抗菌薬を使用しないということが重要である.このためには抗菌薬の必要な症例を把握することが必要になるが,日常診療で常に抗菌薬の必要性を考慮し,迅速診断や細菌培養に慣れて臨床医としての腕を磨くこと,つまり基本に返ることが,不必要な抗菌薬を使用しない早道と考えられる.