8時間リズム(circaoctohoran rhythm)と生体リズム追求の法則

摘要

これまで(Ⅵ)と(Ⅶ)で紹介してきた通り,生体リズムには多重の時間構造(Time Structures)がある.最近,なかでも8時間の周期性(circaocto-horan rhythm)が注目されている. ET-1, Neuro-peptide Y, substance Pの血中濃度には, circadian rhythmはみられず8時間周期が見い出される.(Ⅵ)の図3に明らかなように,健常若年者の血液中コーチゾルには明瞭なcircadian rhythmが観察できるが,エンドセリンにはcircadian rhythmが見い出されず,替わりに8時間周期性が観察される.