当院に入院となつたインフルエンザ菌性肺炎症例の肺炎球菌性肺炎症例との比較検討

摘要

インフルエンザ菌は肺炎の代表的原因菌の一つであり，特に慢性肺疾患を有する患者においてその急性増悪への関与が大きいと言われている。 今回われわれは当院に入院となった肺炎症例のうち，インフルエンザ菌が原因と考えられた症例について，同じく市中肺炎の代表的原因菌の一つである肺炎球菌による肺炎症例と比較し，その傾向や重症度について検討したので報告する。