MPNの過去·現在·未来

摘要

1970年代に黒人女性の血液を用いた有名な実験でPVが造血幹細胞のクローン性疾患であることが示され，その後，同様の方法でETとPMFも造血幹細胞のクローン性疾患であることが明らかにされました。このことは，後にX染色体の制限酵素断片長多型(RFLP)によっても確認されています。1978 年にin vitroの培養系において，この3つの疾患由来の赤芽球C系前駆細胞はェリス口ポェチン（EPO)を半固形培養系に加えなくてもコロニー を形成することが見いだされ，内因性赤芽球コロニ一と称されました.