Ⅵ.全身疾患?薬による皮膚疾患/症状:皮膚筋炎?限局性強皮症

摘要

自己免疫性疾患である膠原病の1つと考えられ ている特発性炎症性筋疾患は，小児にはまれであり，多くのコホートで，小児皮膚筋炎（juvenile dermatomyositis：JDM)は，100万人に2.5～5.1人 の発症率と報告されている.特発性炎症性筋疾患 の中では，多発性筋炎（polymyositis:PM)と封入 体筋炎は5%以下で，JDMの病型がほとhどを占 めている.成人のDMと同様，近位筋優位の筋炎 と特徴的な皮膚症状で診断される.