東日本大震災,巨大津波，原子力災害を受けた 福島県の子どもたちを護るために

摘要

2011年3月11日14時46分，突然の不気味な地 鳴りに大きな地震が来ると直感した.東北から北 関東にかけて，カゝつて経験したことのない激震と なった.しかし，そのとき，これほどまでの被害 をもたらすことになるとは想像できなかった.震 災直後から現在まで，東日本大震災?巨大津波， 原発事故が福島県にどのような影響を与えたか， 住民を護るためにどのように対応してきたか，そ して今後も長期にわたり続くであろう放射線問題 に対しどのように対応するか，とくに小児領域の 課題を中心に述べさせていただく.