新しい小児慢性特定疾病治療研究事業におけ る小児リウマチ性疾患

摘要

小児慢性特定疾病（小慢）事業は慢性疾患の患 児とその家族への公的支援として，研究の推進と 医療の確立と普及をはかり，あわせて医療費負担軽減に資するために，昭和49年に開始された.た だ，この小慢事業は厚生省/厚生労働省科学研究 費（厚労科研費）を基盤としており，数年ごとに 再申請をくり返すことで継続されてきた研究事業 であり，継続的な福祉事業としては不安定なもの であった.そこで平成17年に，小慢事業は児童福 祉法に根拠をもつ事業として法制化され，その継 続性が確保された.