中国炭の電力向け国内価格は約2.5~5ドル値上げ

摘要

中国国内の電力会社向け発電用炭の2007年の契約が先ごろ妥結したもようで、銘柄によってバラつきはあるが、前年と比べて概ね約US2.5～5ドル/mtの値上げとなったようだ。 中国では、大手電力会社向け発電用炭を重要契約として優遇していることから、一般的に流通している国内価格よりも割安となっているようだが、それでも前年に引き続いての値上げが決まったもよう。 中国では旺盛な需要と炭鉱の安全操業規制などで生産量が抑制されていることもあり、中国国内で取引されているスポット価格は高止まりしている。そのため、2007年度の中国炭の輸出用オファー価格はUS60ドルFOB/mt（NAR5800/kg）以上になるとも言われており、2006年度の韓国及び日本の雷力各朴の中国炭契約価格と比較すろとUS7～8ドルの値上げとなる計算だ。