普電工·栗川会長、「出荷見合いの生産を」

摘要

普通鋼電炉工業会の栗川勝俊会長（合同製鉄社長）は11日、会長?副会長会議後の定例会見で「（需要が堅調な）マンションと倉庫はともに大半がRC造であり、鉄筋需要には春先から良い兆しが出ている」と需要に手ごたえを示す一方、「1月は生産も出荷もまあまあの（良い）水準だったが、在庫は多い。この在庫増は、需要見合いの生産がなされていない影響というよりも、主に鉄筋工や型枠工などの人手が構造的に足りないことに起因しており、さらにこの問題は全国規模で広がっている」と、深刻化する現場の人手不足に懸念を示した。