ガーデニングスタイルの提案一色のコントラストと立体感－

摘要

ガーデニングブームが一息をついて数年が経ち、これからが本当の園芸が生活の一部として定着して行く時期である。 都会に憧れ、自然の緑や花を背に振り返ることなく歩いてきた生活に終止符が打たれ、また、花、はな、ハナの壊性種の草花が主体の平面的なガーデニングが、立体的なガーデニングに変わりつつある。それはヽスタンド鉢や、ハンギングバスケッ卜の普及が一因である。 一方、洋風なガーデニングに憧れ、明治維新以降、今なお日本人の西洋崇拝が続き、イングリッシュガーデンを取り込む努力がなされている。 だが、イングリッシュガーデンを語るに必要な植物の、耐暑性のなさを思い知らされることになり、ここに来てイメージ先行であったことの反省があり、やや消化不良気味と思われる。今後、一層の努力が必要だ。