高品質、大量生産のためのバラの樹形管理法

摘要

パラ切り花の出荷量は、平成5年までは毎年徐々に増加してきたが、平成6年以降の出荷量はおよそ4億7千万本程度でほぼ一定してい毛一方、バラ切り花の卸売価格は、景気の低迷に加えて輸入量の増加もあり、年々下落傾向にある。 平成12年の単価は、平成2年の80円に比べて15円も安い65円にまで下落している。このため、生産者所得の維持、あるいは増加を図るにはコス卜ダウンが必要である。コス卜ダウンを図るためには、肥料や農薬などの直接的な生産資材の経費を削減する方法や、切り花出荷本数を増加させる方法（大量生産）などが考えられる。