機能性ニンジン「こいくれない」について

摘要

2015年4月から食品の表示制度が新しくなり、青果物を含む生鮮食品についてその機能性を表示することが可能になつた。これまでに生鮮食品ではJAみつかび(静岡県)の「三ケ日みかh」とサラダコスモ(岐阜県)の「大豆イソフラボン子大豆もやし」、「ベジフラボン」の3件の届け出が受理されており、今後も様々な機能性青果物の届け出がなされると予想されている。これらの機能性青果物は男性の^.7%、女性のa-3%を占める肥満者(厚生労働省.平成^年度「国民健康.栄養調査」)や、全人口のお-o%を占める高齢者といった、食事の摂取量に制限がある人々の食生活に取り入れられ、国産青果物の新たな需要の喚起につながると期待されている。また、こうした機能性青果物に対する社会的な関心の高まりとともに、機能性成分を多く含む品種の開発や機能性青果物を中心としたバリューチェーンの構築が進むと予想されている。