ブドウの短梢栽培における整枝とせh定

摘要

食べやすい種なしブドウの需要増加に伴い、ジベレリン処理により無核化を図る大粒品種の栽培が全国的に増加している。代表品種は「ピオIネ」、「シャインマスカット」等であり、長野県では有核栽培が主流であつた「巨峰」も、平成23年度には栽培面積の3割強が無核栽培となった。無核栽培では、ジベレリン処理が効率的に行えるよう花穗の開花時期が揃うことが必須であり、また十分な果粒肥大を確保するため、新梢勢力はやや強めで斉Iであることが求められる。長野県では、これらの条件を満たす栽培方法として、生育期の新梢摘心を取り入れた短梢せh定栽培(平行型整枝)が用いられている。