シクラメンの観賞持续性向上に関する研究

摘要

鉢花は切り花と異なり、消費者が購入後に長く楽しめることが重要な品質の1つとなる。こ、つした性質を観賞持続性というが、その評価軸としては茎葉の黄変など劣化が遅いことと、観賞に堪える花が継続的に開花することの2つが重要となる。葉の黄変対策としては、これまでにも観葉植物の弱光順化や出荷前の追肥などの工夫が行われている。また、継続的な開花については、エチレン阻害剤ゃォーキシン剤による落花防止などが行われている。しかしながら、こ、つした観賞持続性については、評価する場所の環境条件の影響が大きい。一般的な住宅の冬期の環境変化を計測したところ、鉢花の品質を低下させる要因としては、低照度に加えて温湿度の大きな日較差も影響している可能性が考えられる。