キャベツの夏秋どり栽培群馬県、高冷地における栽培技術

摘要

(1)生育適温は、一五～二〇°Cで高冷地の気象条件と合致する。(2)一〇a当りの労働時間は少なく、大規模栽培が可能である。 (3)連作から発生する病害虫や生理障害を緑肥作物による輪作で回避する。 YR青春: 春系タイプで収穫適期が短い。 一回の作付面積を調整する。 初期生育が良くなるように施肥設計をする。 YRSE: 外葉が張るため不ぞろいになりやすい。 多肥によって緑腐れ症がでやすい。 パーティシリウム病に弱い。 涼嶺四一号: YRあおばより収穫期間が短い。 黒腐病には弱い。 すす症が出やすい。 新風（雷電）: 収穫期がYRあおばよりやや長い。 黒腐病にやや強い。 パーティシリウム病に弱い。 すす症が出にくい。