広島県農業ジIンバソクにおけク種子保存の取り組みにつぃて

摘要

遺伝子資源の世界的な囲い込みが起こつたのは新しいバイオテクノロジーの技術が開発された1970年代以降である。一方、特に野菜や花きの品種は1950年代から￡化が急速に進み、その結果として在来種は急激に消滅していった。このような状況の中で、現在残っている遺伝子資源を可能な限り収集保存し、有効利用を図る目的で広島県に農業ジーンバンクが設立されたのは19800年であった。当初は県内に残つていた在来種の収集を約3年かけて行つたが、その後各地の大学が保存している品種の分割分譲を行うとともに、種苗会社からも分譲をいただいた。現在、野菜類で約2700点、その他の種類を含めると5660点以上の種子を保存している。