枇杷倶楽部プロジニクト: -地域を変えた「房州びわ」のブランド化-

摘要

富浦特産で大粒の「枇杷」にちなみ、また、たくさhの出会いのある「倶楽部」となる願いを込めた道の駅とみうら.枇杷倶楽部がォープンしたのは平成五年一一月のことである(図1)。当時は、「房州びわ」の加工品は「びわ击詰」や「びわジャム」「びわ羊羹」しかなかった。しかし、事業スタートから一八年目に突入した現在、「房州びわ」を原料とする土産品は四〇アイテムを越えるまでになつた。千葉県南房総市富浦町(合併前は旧富浦町)は、「房州びわ」や花き等の特産品と、海水浴や避寒の観光地として知られていた。しかし、農産物の輸入自由化やバブル経済の破綻で基幹産業である観光や農業、漁業の衰退に拍車がかかり、少子高齢化による過疎化も深刻化していた。