ショートステイ入所時における家族の介護の面,疾患の変化の面において,療養の継続が困難であった症例について

摘要

当院では, 1998年7月1日から,在宅医療の支援の方法の一つとして,診療所老人医療管理(以下ショートステイ)を開始した。 対象患者は,在宅医療を受けている高齢者で,家族の介護の都合上,一時的に利用を希望された患者を原則として行った。 そのなかで,ショートステイ入所時において,家族の介護の面,また疾患の変化の面などにおいて,継続してショートステイでの療養が困難となった症例を経験したので報告する。