アルミ樹脂積層複合材「アルポリック」の防火安全性向上への取り組み

摘要

ちょうど十年前の本誌において「アルポリック」の不燃化への取り組みを述べた。その後国内では建築着工数が減少する一方で，耐震性能偽装や材料の防·耐火試験受験偽装など建築防災関連の不祥事が多発して，行政側も改めて規制強化や性能確認見直しに乗り出すなど，建築材料をめぐる環境は日に日に厳しくなる傾向にある。その中で当社のアルミ樹脂積層複合材（以下ACMと略称）は順調に事業を拡大し，国内のみならず世界市場をターゲットとした大型事業に成長し現在までに約150カ国に輸出の実績がある。