アルミ缶事業では多品種少量生産の新兵器ベトナムは目下生産能力の増強が視野にある

摘要

続けて市川秀夫社長は二〇一六年までの施策を振り返った。【セグメント別営業利益構成の推移】二〇一二年から三年間はハードディスク事業がメーンとなるエレクトロニクスセグメントが全社利益の大半を担っていた。二〇一五年以降、石油化学·化学品の営業利益がそれぞれ年間百億円を超える収益事業に回復、収益構造の改善につなげた。LiBを含むその他セグメントも利益貢献できる構造になりつつある。黒鉛電極事業を含む無機セグメントは今年、大きな営業損失を計上、同事業の改革が喫緊の経営課題である。