カネカ、バイオポリマー「アオニレックス」量産設備建設で判断急ぐ

摘要

カネカは、ポリエステル系バイオポリマー「アオニレックス」の量産設備建設について、投資判断を急ぐ。同社は2011年5月に、高砂工業所（兵庫県高砂市）で年産1，000トンのパイロットプラントを新設。これまで、欧州を中心に着実に用途開発を漣め、このほど有償販売の開始にこぎ着けている。市場の立ち上がりを受け、検討していた量産設備新設を具体化し、できるだけ早期の投資決定を目指す考えだ。一方で、コスト面での課題を踏まえ、設備コストなど含めた採算性もにらみながら、時期を検討していく方針で、早ければ今期中にも投資判断を下す。