三洋化／豊通、マレーシアでSAP新設～8万t設備を2018／2Q稼働

摘要

三洋化成工業70％／豊田通商30％出資の高吸水性樹脂（SAP）専業メーカーであるSDPグローバルは、マレーシア·ジョホール州でのSAP製造設備新設を正式決定した。SDPグローバルが全額出資する「SDPグローバル（マレーシア）」を2015年10月中に資本金約70億円で設立し、2016年5月の着工、2018年第2四半期の操業開始を予定する。投資額は約110億円。生産能力は年産8万トンで、将来的には中国·南通で23万トンの生産能力を持つ「三大雅精細化学品（南通）」と同規模まで拡大させたい考え。新拠点では、吸水スピードのコントロールによりグローバル展開で多様化するニーズに対応できる「サンウェットSG」シリーズをメインに製造するほか、同シリーズ以外のグレードにも対応できる。