クレハ環境、廃棄物中間処理業コアに2ケタの高成長継続中－海外展開へ意欲も戦略具体化課題／設備更新投資を計画－

摘要

クレハ環境（クレハ100％出資）は近年の売上高が2ケタ成長を示す、クレハの事業の中でも注目のグループ会社だ。2014年度は設備の改良工事のため設備停止が発生したため、売上高は89億円強と、2013年度（92億円）を若干下回ったものの、2011～2015年度の4カ年中計では100億円の到達を目指しており、順調に進んでいる。今後は「基幹の産業廃棄物中間処理業から派生した環境ビジネスでも成長を目指していく」（谷口伸幸社長）方針で、エンジニアリング事業や発電ビジネスの海外展開にも意欲的だ。