東海カーボン、カーボンブラック事業強化推進～M＆A等活用

摘要

東海カーボンは、カーボンブラック（CB）事業でグローバル競争力を強化するべく、海外でM＆Aなどの施策に力を入れている。2014年1月にはカナダでサーマルブラックの製造·販売を手掛けるカンカーブ（加アルバータ州）の買収を発表。関係当局の認可を得た後、3月に同社と一部資産を譲受する。現在、CB事業は安価な中国品の台頭などで厳しい事業運営を強いられており、アライアンスによる製品ラインナップ拡大と既存拠点のコスト強化策により、グローバル市場で勝ち残りを図る。