住友化学·十倉社長会見～千葉再構築など事業構造改善具現化－バルクケミカル再構築とスペシャリティ事業拡大を推進－

摘要

住友化学の十倉雅和社長は11月27日の定例会見で中期経営計画「Change and Innovation－for the next hundredth anniversary－」（2013～2015年度）の進捗状況を説明した。千葉工場のエチレンプラント停止を2015年5月に4カ月前倒しすることや、2016年上期以降に稼働させるサウジアラビアのラービグ·フェーズⅡなど大型案件を控え、スペシャリティケミカル領域（情報電子化学部門、健康·農業関連事業部門、医薬品部門がメイン）の事業拡大とバルクケミカル領域（基礎化学部門、石油化学部門）の事業再構築を進める方針を語った。2013年度は期首の業績予想を上方修正するなど「順調な滑り出し」（十倉社長）だと評価するが、引き続き投資の厳選など財務基盤を強化する必要性にも言及。また、CO2分離など次世代事業の育成にも注力する。