BTX、2011年生産5％減～内需は比較的堅調もベンゼン系が弱含み

摘要

日本芳香族工業会がまとめたBTX（ベンゼン、トルエン、キシレン）の2011年（暦年）需給実績によると、生産は3製品すべて前年実績を下回り、合計で1，151万5，120トンと前年比5％減少した。内需はトルエンとキシレンが堅調に推移したものの、誘導品の不振が長引いているベンゼンの減少幅が大きかったため、合計で1，045万8，845トンと3％減少した。ベンゼンの生産は441万6，867トンと7％減少。2011年は前年に比べ定修による損失が少なかったが、震災や誘導品の生産調整などの影響により3製品で最大の減少幅となった。