プライムポリマー、世界4拠点でPP自動車材増産～年84万t体制へ2：次期中計3カ年で10万t増強/インドで9,000t増設も検討

摘要

プライムポリマー（三井化学65％/出光興産35％出資）は、親会社の三井化学との連携でグローバル展開を進めるPP（ポリプロピレン）自動車材（コンパウンド）事業について、米国、メキシコ、中国、タイの世界4拠点で生産能力を3年以内に年産10万トン増強する。また2014年をめどにインドで9,000トン設備を増設する方針も固めた。同社は2011年度からスタートする3カ年の次期中期経営計画において、PP自動車材のグローバルトップ戦略を織り込んだ。同社グループの2010年度における世界シェアは23％（同社推定）で、トップの蘭バセルに次いで世界第2位の規模を有しているが、一連の増強計画により世界トップシェアの獲得を狙う。