昭電、川崎で正負極添加剤の設備増強が完了～年産200トンに倍増

摘要

昭和電工は、川崎事業所（川崎市川崎区）でリチウムイオン二次電池（LiB）向け正負極添加剤「VGCF」の製造ラインを増強し、同製品の年産能力を従来の倍の200トンに高めた。VGCFはLiBの正極材·負極材に少量添加することにより大型LiBに求められる高容量化や長寿命化、加えて安全性の向上に寄与する導電補助剤。自動車や蓄電用途向けに使用される大型LiB市場が本格的に立ち上がる2013年以降、急速な需要拡大が期待できる。