三菱レイヨン、炭素繊維事業の成長戦略は？～立林執行役員に聞く：需要7割程度に回復/航空機·自動車分野で連携強化

摘要

PAN系炭素繊維の世界需要は2008年、2009年と2年連続で前年実績を割り込んだが、航空機やスポーツ用品などの生産回復を受け、ようやく先行きに明るい見通しが出てきた。三菱レイヨンの立林康巨（みちお）取締役執行役員兼炭素繊維·複合材料事業部長に炭素繊維市場の動向と今後の事業戦略について聞いた。