日本ゼオン·黒田ゴム事業部長に聞く～事業推移と展望－最適地生産が今後の課題／世界的な景気動向を注視－

摘要

日本ゼオンは、主要納入先の自動車·タイヤ市場を中心に合成ゴムの事業拡大を推進している。省燃費タイヤ向けS－SBR（溶液重合スチレンブタジエンゴム）はシンガポールで新工場建設を進めており、HNBR（水素化ニトリルゴム）は、新増設や新商品展開に力を入れている。しかし一方で、2011年は東日本大震災などの影響により需要低迷や原料調達で厳しい事業運営を強いられた。このような状況の下、ゴム事業部長の黒田雄三執行役員に2011年の事業動向や今後の事業展開について聞いた。