粉粒状原料のバーナー加熱添加によるメタル浴への伝熱機構(S016_1)

摘要

クロム鉱石の溶融還元法１)において、コスト優位性をさらに向 上するためには安価なCr 源であるクロム鉱石の原単位の増加が 重要である。そのためには炉内への熱供給量の増加が必須である。 転炉の熱供給増加策は主に高二次燃焼技術が行われているが、溶 鋼，スラグへの着熱効率に課題があった。本研究では粉粒状原料 であるクロム鉱石をバーナー火炎を介して炉内に加熱添加するこ とにより、バーナー燃焼熱をメタルへ効率的に着熱させるための 方法について検討している2)。本報では粉粒状原料のバーナー加 熱添加によるメタル浴への伝熱機構について報告する。